Speed Drive(スピードドライブ)

快適、爽快。あなたの愛車が生まれ変わる

山岳地帯、「スイス」で生まれる

 スイスのような山岳地帯では、生活水をふもとの貯水地から電気やモーターを使う事無く、水圧のみを巧みに操り、数百メートルから時には1000メートルも高い標高にある牧場や人家に上げるための「水ポンプ」が必要不可欠である。その「水ポンプ」を製造する職人の家系に生まれ育ったのが、Speed-diveを製造しているシュルンプ社の代表、フロリアン・シュルンプであった。

 次男で芸術志向だったフロリアンは、この家業の継承をすることはなかった。しかしあるとき、一輪車に乗ることを趣味としていた彼はひとつの大きな不満を感じることになる。それは、ペダルを漕いだときのスピードについてであった。
 普通の人々にはごく一般的に思える、ペダルの一回転につきその分だけ進むこと。しかしそれは、効率的に水をくみ上げるための機構を備えた、水ポンプの開発に腐心し、その身を捧げてきた一族に生を受けたフロリアンとっては、受け入れることのできない不満と感じられてしまったのだった。Speed-Drive誕生の萌芽である。
 もっと楽に速くすることはできないか?彼だからこそ感じたその想いは、新しいギアの開発に彼を没頭させた。そして研究、試作を重ね、ついに新型ギアは完成に至ることとなった。

  開発された新型ギアは、先ずインターネットで発表され、即座に大反響を得る事になった。フロリアンはこの反響に確信を得て、新型ギアをスイスならではの事情にあわせ、荷加重時や坂道をより走行しやすくするための、自転車用のギアに転化することに成功、Mountain-driveの発明である。シュルンプ社は瞬く間に特殊なギアメーカーとしても地位を築くことになった。
 その後一般の自転車ユーザーからの「この特殊ギアをスポーツバイクに応用できないのか」という強いニーズに応える形でギアシステム「Speed-drive」は誕生したのだった。

 「水ポンプ」職人の一族としてのフロリアンの誇りは、先々代が製造した水ポンプが今も現役で活躍していること。そしてそれは、耐久性を何よりも重んじるシュルンプ社のモノづくりの精神にしっかりと受け継がれている。ハンドメイドで作られるSpeed-Driveシリーズの年間生産数はわずか3000個程度。世界各国のユーザーから支持されているブランドとしてはあまりにも少ない生産数である。しかし、ひとりの職人として、納得できる製品を送り出すことを信条とするフロリアンには、これこそが一族の誇りを受け継いでいることの何よりの証明となるのであった。

 サイクルハウスしぶやは2004年、アジアで初の販売契約を得て、日本国内で独占的に「Speed-Drive」シリーズを販売開始。以来その圧倒的なクオリティ感を放つ、独創的なギアシステムを日本のユーザーに届け続けている

販売中のスピードドライブを見る